お正月前点検

こんにちは ジャガーランドローバー箕面サービスエンジニアK.Kです。

D氏も言っておりますように、年末年始、帰省やレジャー、ショッピングなど

車でお出かけになることが多いでしょう。

楽しいドライブや旅行が、トラブルで台無しにならないよう冬のチェックポイントを挙げてみました。特に降雪地

域や寒冷地へお出かけになられる方は注意が必要です。

1.バッテリー

 冬のトラブル断トツ1位保持者です。それはなぜかと言うと・・・。

気温が低いとエンジンオイルが硬くなり、エンジン始動時の抵抗が増えるため

エンジンが回りにくくなります。その抵抗の大きいエンジンを回すには多くの電力が必要になり

その分、バッテリーには多くの負担がかかり、多くの電気を消耗していきます。

もうひとつは、バッテリー内部の化学反応が鈍るためです。

バッテリーは内部で化学反応を起こすことで充電・放電しています。

気温が低いとバッテリー内部の化学反応が鈍るので、本来そのバッテリーが持つ性能を

100%発揮できなくなってしまいます。気温が低ければ低いほどその傾向は強くなります。

例えば、外気温0℃のときは、本来そのバッテリーが持つ容量の約80%しか使うことができません。

最近のバッテリーにはカルシウムバッテリーが多く使われています。従来の鉛バッテリーと比べると

同じ容量でも高性能ですが、一つ欠点があり、突然使用不能に至ります。

お買い物へ行く前は一発始動でも、駐車場でエンジンが始動しなかったり。

高速道路のパーキングエリアで止めていたら、エンジンがかからなくなったなど・・・・。

DSCF4592.JPG
 

←最近主流の密封式カルシウムバッテリ

 

 

 

 

 

2.冷却水(クーラント)

 エンジンの冷却水は、四季を通じて一年中使用できるようになっています。

普通はマイナス15℃まで凍らないように調整されているので、ほとんどの場所では問題なく使用できます。

また、寒冷地仕様ではマイナス30℃対応となっていますので、湖は凍っていても冷却水は凍りません。

ただ、冷却水には水だけでなく、LLCと呼ばれる凍結防止、防腐剤などの成分を含む液体も一緒に入っていま

す。このLLCが劣化や濃度不足で性能を落としてしまうと、エンジン内部の水は、やはり凍結してしまいます。

凍結したらどうなるかというと、水がしっかりと循環できなくなり、冬でもオーバーヒートを引き起こしたり

エンジン内部の部品に重大な損傷を与えることになります。

3.エンジンオイル

 エンジンオイルが冬のトラブル?と思われる方も多いと思われますが、上記のバッテリーに大きく関係

してきます。エンジン内を循環している『エンジンオイル』には、スス・金属粉・燃えカスなどのゴミや水分が

溜まっていきます。しかも、高温にさらされることで添加剤が次第に摩耗していきます。するとゴミは巨大化し

『エンジンオイル』は真っ黒に汚れてドロドロになってしまいます。ただでさえ気温が低く、硬くなったオイル

に、潤滑効果の低いオイルだと、さらにエンジンを回す抵抗は増加し、結果バッテリーに悪影響を与えます。

 ↓汚れたエンジンオイル

DSCF4591.JPG

4.タイヤの空気圧

こちらも一見関係が無いと思われますが、冬場はタイヤの空気圧が低下します。

なぜかと言いますと、タイヤの空気は温度により、空気中の水分が膨張・収縮をする為、空気圧が変化するか

らです。空気圧不足のまま長いこと走ったタイヤはだいたいタイヤの両肩あたりがよく減ってしまっています。

これはいずれ、「真ん中の溝はたくさんあるのに肩が減ってしまって交換しなくてはならない」というもったいな

い事態になります。しかも走るときの「ころがり抵抗」なるものが大きくなって燃費も悪くなります。

そもそも、なぜ空気が減るのか?

子どもの頃に遊んだゴム風船を思い浮かべてみてください。1~2日も経つと、空気が抜けてしぼんでしまいま

すよね。ゴムは、もともと空気が透過してしまうものなのです。このように自然に抜ける空気と、温度変化で収

縮した空気で冬場のタイヤの空気は予想以上に減っています。ですが最近のタイヤは見た目重視でサイドが

薄いタイヤなので見た目で空気が入っているのかわかりにくくなっています。


今、ジャガーランドローバー箕面ではお正月前点検キャンペーンを行っておりますので、是非ドラ

イブ前に一度お正月前点検を受けて頂き、お車を最良のコンディションに整えて、新年を迎えていた

だければと思います。

お待ちしています!!