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いよいよ塗装工程シリーズも最終回となりました。
今回は、ジャガーのボディーを美しく見せるためにもっとも重要なボディーカラー("トップコーティング")のお話です。
先月まで2回にわたってご紹介した"下塗り工程"が終わると、そのままトップコーティングに移ると思いきや、またしてもここで厳しいチェックが入ります。インスペクション・ルームという場所で、強力な蛍光灯の光に照らし、ごく僅かに混入した埃や塗料のたれがないかをチェック。埃などがあればサンドペーパーで除去、もし、それより重症な欠陥が見つかれば、もう一度下塗り工程をやり直します。
そして、以前にもご紹介した"エミュー"の羽で埃をきれいに除去した後に、いよいよトップコーティングの塗装ブースへと進みます。
トップコーティングは、スプレーガンを用い、2度にわけて丁寧に吹きつけが施されるのですが、驚くべきはそのスプレーガンの仕組みです。
スプレーガンの内側は、約4万rpmで回転しており、ペイントは細かな霧となって噴射されます。
ガンに静電気を帯電させ、ボディーをアースさせることで、その電位差を利用して塗装が施されます。ようするに、磁石のN極・S極をつくることで、塗料の霧を綺麗にボディーに付着させるわけです。この方法により、大気中に飛散するロスも最小限にとどめることができます。
トップコーティングの2層塗りのあとはクリアラッカーコーティングを行うために、3つめの塗装ブースに移動です。クリアラッカーは固い殻で、紫外線・鳥の糞・木の樹液等あらゆる物に負けない耐久性を発揮します。なんとこれまでの作業に約17時間が費やされます。
最終チェックでは、コットン製の手袋をはめた職人が、ボディー全体に手を走らせ、一片の埃がペイントを隆起させていないか感触を頼りに探ります。また、両サイドに目を走らせ、わずかな塗料のたれがないかを捜します。この長い工程をパスしたボディーだけがようやく組み立てラインに進むことができるのです。
どうでしょうか? 今回、3回にわたり、ジャガーの塗装についてご紹介致しましたが、改めてジャガーの塗装を見てみたくなって頂けましたでしょうか?職人達のクラフトマンシップを是非感じてみてください。
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