JAGUARLAND ROVER

2016.06.08

ジャガー・ランドローバー、2015/16年度の決算を発表
ジャガー・ランドローバーとして初めて世界販売台数50万台を突破し、前年度比13%増を達成

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英国最大の自動車メーカーであるジャガー・ランドローバーは、2015/16年度(2015年4月~2016年3月)の通期決算を発表しました。

ランドローバー「DISCOVERY SPORT」、ジャガー「XE」、「XF」など、数々の賞を受賞している革新的な新型モデルの市場投入が貢献し、昨年度の世界販売台数は13%増の52万1,571台となり、ジャガー・ランドローバーとしては初めて50万台を突破しました。

新型モデルへの需要の高まりと、欧州、北米および英国などの市場の堅調な推移を受けて、通年の売上高は前年比3億4,200万ポンド(約530億1,000万円)増の222億ポンド(約3兆4,410億円)に達しました。

米国市場でのリコール案件、貸倒予想、および資産計上済み投資を含む、1億6,600万ポンド(約257億3,000万円)の一時準備金および費用の差し引き前の今年度のEBITDA(支払利息・税金・減価償却・償却控除前利益)は33億1,000万ポンド(約5,130億5,000万円)、利益率は14.9%でした

中国の天津港で発生した爆発事故に伴う1億5,700万ポンド(約243億3,500万円)の特別費用(保険および現在までに見込まれる他の回収額の控除後)を差し引いた税引き前利益は15億6,000万ポンド(約2,418億円)となり、総投資額31億4,000万ポンド(約4,867億円)差し引き後のフリーキャッシュフローは7億9,100万ポンド(約1,226億500万円)となりました。税引き前利益は、前年の26億ポンド(約4,030億円)から減少しましたが、この主な要因は、特に中国における上半期の市場状況と製品構成、および継続的な投資にあります。

第4四半期は特に好調で、世界販売台数が前年同期比28%増の15万8,813台を達成し、税引き前利益は5億7,700万ポンド(約894億3,500万円)と、前年同期比1億8,100万ポンド(約280億5,500万円)増となりました。

ジャガー・ランドローバーは、今後も持続可能で収益を確保した成長に向け、2016/17年度には37億5,000万ポンド(約5,812億5,000万円)の投資を計画しています。これには、世界的な製造設備の拡張、新技術の導入、およびジャガーとランドローバー両ブランドの可能性を広げる、ジャガー「F-PACE」やランドローバー「RANGE ROVER EVOQUE CONVERTIBLE」などの新型モデルの開発・製造が含まれます。

ジャガー・ランドローバー最高経営責任者(CEO)のラルフ・スペッツ博士は、次のように語っています。
「ジャガー・ランドローバーは現在、当社の歴史において最も多くの車を製造・販売しています。英国最大の自動車メーカーである当社が市場に送り出している各モデルは、デザイン、技術、安全性、サステイナビリティ(持続可能性)といった幅広い分野で、140を超える賞を獲得しています。
2015/16年度は、各セグメントのベンチマークを再定義するランドローバー『DISCOVERY SPORT』、ジャガー『XE』、『XF』などの新型モデルを投入し、持続可能性と収益性を確保した成長を成し遂げました。今後も、当社の将来のビジネスを支える、さらに画期的なモデルを投入していく予定です。」

世界の高級自動車市場における見通しが概ね良好な中、ジャガー・ランドローバーとしても、今後もお客様の期待に応える新型車の開発、発表を予定しており、さらなる成長を見込んでいます。

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