2016.10.01
ジャガー・ランドローバー、パリ・モーターショー2016に出展
ジャガー・ランドローバーは、パリ・モーターショー2016に出展し、新型「DISCOVERY」の世界初披露、ギネス世界新記録樹立、今後の新型モデル投入計画の発表、そしてモータースポーツ界への復帰を発表しました。
ギネス世界記録を樹立したレゴブロックで作られたロンドンのタワー・ブリッジとともにドラマチックな世界デビューを果たした新型「DISCOVERY」は、パリ・モーターショーの会場でも注目を集めました。新型「DISCOVERY」は、プレミアムSUVを再定義し、クラスをリードするオールテレイン走破能力と革新的なデザインを兼ね備え、多用途性に優れた定員7人のフルサイズSUVです。
ジャガーにおいては、「XF Sportbrake」が2017年に新たにラインアップに加わることが決定しました。さらに、次世代のテクノロジーの開発・研究に積極的に投資を行っていくというコミットメントのもと先日発表したパナソニック・ジャガー・レーシングのフォーミュラE世界選手権に出走するレーシングカー「I-TYPE 1」も展示し、ジャガーのモータースポーツ界への復帰を強くアピールしました。
ジャガー・ランドローバー最高経営責任者(CEO)のラルフ・スペッツ博士は、次のように語っています。「ジャガー・ランドローバーは、世界を感嘆させ、お客様がより自分らしく人生を楽しめるようなスタイルを実現する製品を発表し、ラインアップを拡充しています。」
すべてにおいてモダンな新型「DISOCOVERY」
これまでに作られたレゴ作品の中で最も大きなものとして、ギネス世界記録に認定された、580万個以上のレゴブロックを使って作った高さ13mものタワー・ブリッジとともに華々しい世界デビューを飾った新型「DISCOVERY」を、パリ・モーターショー2016の会場でも展示、披露しました。
新型「DISCOVERY」の製造拠点となるランドローバーのソリハル工場に近い、英国ウォリックシャーのパッキントン・ホールの敷地内に、世界的に有名な玩具を用いて、世界初披露の舞台がつくられました。イベントには、ランドローバー車のお客様である、ベア・グリルス氏、ベン・エインズリー卿、ザラ・フィリップス氏(MBE)も登場し、ワールド・プレミアを盛り上げました。
ランドローバーのチーフ・デザイン・オフィサーであるジェリー・マクガバンは、次のように述べています。「新型『DISCOVERY』は、大人7人が余裕をもって乗ることができるほどのスペースを持ち、すべてにおいてモダンです。美しいデザインと、信頼性の高い足回りを兼ね備えており、この新型モデルは『DISCOVERY』ファミリーの新たなスタンダードを築くことになるでしょう。」
新型「DISCOVERY」には、スマートフォンを介して2列目と3列目のシートをリモート操作できる、世界初となる機能「インテリジェント・シートフォールド・システム」を搭載しています。
また、最大9つのUSBポート、6つの12Vパワーソケット、最大8つのデバイスまで接続が可能な車内Wi-Fiホットスポットを備え、様々なデジタル機器を活用したシーンにも対応しています。さらに、ジャガー・ランドローバーが新しく発表した「Spotify」アプリにも対応しています。このアプリを起動すると、ラジオや車内でよく聞く音楽、ユーザーの嗜好を参考にカスタマイズされたプレイリストが再生され、どんな時でも楽しく、快適なドライブ環境を提供します。
「DISCOVERY」の27年にわたる歴史において、その中核には常に創意工夫があり、この姿勢は今後も変わることなく継続していきます。ジャガー・ランドローバーは、過去5年間で、電気工学への投資を9900万ポンド(約129億6,900万円)から3億100万ポンド(約394億3,100万円)と約3倍に増額しており、新たな時代に向けて前進し、ソフトウエアにおけるエンジニアリング革命をリードしています。
ジャガーから新型「XF Sportbrake」が誕生
ジャガーはパリ・モーターショー2016にて、新たなモデルとして「XF Sportbrake」に関する発表を行いました。ジャガー・ランドローバーのグローバル・セールス・ディレクター、アンディ・ゴスは、次のように語りました。「2017年、ジャガーのラインアップにさらなるモデルの追加を予定しています。そのなかのひとつは、新型『XF Sportbrake』です。」
既に、カモフラージュされた「XF Sportbrake」プロトタイプによる開発テストや英国での路上テストは開始しており、来年の公開に向けて準備を進めています。
アンディ・ゴスは、ジャガー・モデルがあらゆる市場、天候にも完璧に適合できるよう、すべてのモデルにおいて全輪駆動システムや先進のトラクション技術を搭載することにも言及し、次のように述べました。「ドライバーがどのような状況下でも自信を持ってハンドルを握れるよう、すべてのモデルに全輪駆動システムやトラクション技術を備えることで、ジャガーが提供する価値を今まで以上に高めていきたいと考えています。」
映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード(原題:Mad Max: Fury Road)」や「X-MEN」シリーズにも出演していた英国人俳優のニコラス・ホルト氏は、ジャガーがグローバルで展開する試乗体験イベント「THE ART OF PERFORMANCE TOUR」に「XF AWD R-SPORT」で挑戦した後、パリ・モーターショーのステージに登場しました。
ジャガー初の電気自動車のレーシングカー「I-TYPE 1」を披露
ジャガーは、初の電気自動車によるレーシングカー「I-TYPE 1」を初めてモーターショーで一般公開し、モータースポーツ界への復活を改めて強調しました。パナソニック・ジャガー・レーシングは、10月に開催されるフォーミュラE第3シーズン開幕戦から、ジャガー史上初となる電気自動車のレーシングカーで参戦する予定です。
ジャガーは、ブランド・コミットメントとして「Race To Innovate(イノベーションのためのレーシング)」を掲げており、電気自動車に対する見識を変え、新しい電気技術の開発と次世代のファン獲得を目指します。
ジャガー・ランドローバーが開発する最先端のINGENIUM(インジニウム)エンジン
ジャガー・ランドローバーは、現状の駆動システムに満足して留まることはせず、現行および将来モデルへの搭載を目指し、エンジンのラインアップの拡充計画を着々と進めています。
排出ガスの削減戦略の中核には、ジャガー・ランドローバーが約10億ポンド(約1,310億円)を投資して建設・拡張したエンジン・マニュファクチュアリング・センターで製造を行う、新開発の4気筒INGENIUMガソリン・エンジンが挙げられます。デザイン、エンジニアリング、マニュファクチュアリングはすべて英国で行っており、当社が開発するエンジンとしては最先端で、従来のエンジンと比較してパワーを最大25%向上させ、燃費を最大15%削減します。