LAND ROVER

2018.08.24

LAND OF LAND ROVERS(ランドローバーの大地)

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ランドローバーブランドが70周年を迎えました。

70年の歴史を彩ってきた7つのストーリーをご紹介します。今回はインドとネパール国境付近のとある村のお話です。

ローバー社のエンジニアリングディレクターだったモーリス・ウィルクスが、英国アングルシー島の砂浜に描いたスケッチから始まった、ランドローバーの歴史。「どこでも行けて、なんでもできる」という理想を実現するために生まれた私たちの車は、地球上の実にさまざまな環境を走破してきました。

70周年を記念して、私たちはインドの村を訪れました。ヒマラヤの奥深く、「すべての道が出会う場所」を意味するマネバンジャンという村です。そこは険しい山岳地帯で人口も少なく、ポニーを主な輸送手段に物資を運んでおり、生活は大変厳しいものでした、ランドローバーがこの村に登場するまでは。

この村はいまでは、「LAND OF LAND ROVERS(ランドローバーの大地)」として知られています。

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砂浜に描いたビジョン

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砂浜に描いたスケッチから始まった、ランドローバーの歴史。

産みの親であるモーリス・ウィルクスは、自動車のエンジニアであるとともに農業従事者でした。彼は英国の農家の人々が、シンプルで手頃な価格、軽量で故障しない多目的車を求めていることを理解していました。そして、そんな車を求める声は、潜在的に世界中でも数多く存在していたのです。

シリーズⅠが登場してまもない1950年当時というのは、今や伝説となっている「オーバーランドエクスペディション」が行われていた頃のことです。ケンブリッジ大学の学生など6人の若者が挑んだこの冒険の旅は、2台のランドローバーに乗ってロンドンを出発し、シンガポールへたどり着くという壮大なもの。まだ誰もカルカッタ以東を陸路で走破したことのない時代の、人々が未知の世界に思いを馳せていた頃のことです。

モーリスが予見したように、これまでアクセスできなかった場所に人と物資を運べて、信頼性が高いランドローバーは世界へと拡がっていきました。

 

42台のランドローバーがインドの村へ

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ランドローバーの大地と呼ばれるマネバンジャンにランドローバー車が持ち込まれたのは、1950年代半ばから1960年代後半にかけてと推測されます。マネバンジャンの人々は標高3,636mに位置するサンダクプーとマネバンジャン間の輸送や農作業のためにそれを購入したり、譲り受けたりして、今日までに計42台のランドローバー車が現存しています。驚くべきことにそれらは現役で働き続け、村人たちに愛されてきたのです。

険しく危険なこの土地でも、ランドローバーはあらゆる環境を走破する頼もしい道具でした。軽量でシンプルな構造、何より信頼のおける性能と頑強さ。それは親から子、孫の世代へと受け継がれて現在に至ります

 

接続可能な車づくり

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今回の動画に登場するランドローバーは、先進テクノロジーを満載した現在のラインアップと比べると素朴に感じるかもしれません。しかし、70年前に誕生したシリーズⅠと最新のレンジローバー ヴェラールを結びつける共通点があります。例えばそれは「バーマブライト」と呼ばれるアルミニウム合金を用いた車体であり、独自のシャシー技術が生み出すオールテレイン(全地形対応)性能です。

モーリス・ウィルクスはシリーズⅠの開発にあたり、鉄より調達しやすく軽量でサビにも強いアルミニウム合金に着目しました。その後もこの素材はランドローバーの車づくりの根幹であり続け、走行性能と燃費の向上をもたらし、ハイブリッド車や電気自動車への移行においても重要な役割を果たしています。

また、比類ないオールテレイン性能は、歴代すべてのモデルに受け継がれており、オフロードでの頼もしい走破性とオンロードでの優れたハンドリングや洗練性を実現。70年の歴史とともに、絶えずさらなる次元へ高められてきました。あなたがランドローバーの最新モデルで卓越したパフォーマンスを堪能できるのは、マネバンジャンのように過酷な環境で培ってきた経験があるからです。

 

特別な感情の結びつき

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「祖父がランドローバーを買ってから、三世代で乗り継いできました。もはや家族の大切な一員です」と語るのは、女性初のランドローバー教官をめざすサマンサ。また、村の敏腕ドライバーであるダワは「マネバンジャンのコミュニティに、ランドローバーは欠かせない存在です。村人とこの車は特別な感情で結ばれているから」と言います。そして、村の長老のパサンがまとめます。「生活のための道具ではあるけれど、毎日乗って整備して、子供たちを育てることもできた。娘はイギリスの大学で博士号を取得する予定です。この車が私たちの人生を築いたのです」 ランドローバーチーフデザインオフィサーのジェリー・マクガバンが重視する特別な感情の結びつきは、この村でも確かに形づくられてきました。

 

DNAは受け継がれる

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スペシャルビークルオペレーションズの一部門であるランドローバークラシックでは、Rebornプログラムと題して、1948年の仕様に完全レストアしたシリーズⅠの製作を請け負っていることをご存知です?

専門のエキスパートが、お客様の需要に応じて車両を調達し、オリジナルの部品のみを使用して、新車の状態に再び組み立てていきます。Rebornプログラムではさらに、初代レンジローバーのレストアも実施しています。

ランドローバークラシックのために建設された専用施設のクラシックワークスは敷地面積が約14,000m2で、この種の施設では世界最大規模を誇ります。また、クラシックカーを自ら運転するとともに、素晴らしい施設やクラシックカーコレクションを見学できるツアーを実施しているほか、多彩なヘリテージ商品やブランドグッズの販売も行っています。

 

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