McLARENNEW MODEL

2019.05.16

マクラーレンから超軽量グランドツアラー、McLaren GTが新登場

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マクラーレン・オートモーティブは、これからのグランドツアラーのありかたを独自に解釈したニューモデル、McLaren GTを公開いたしました。流れるようなボディーラインを持ち、エレガントでありながら力強さを感じさせる、この超軽量の新GTは、美しいデザイン、高品質でイノベーティブな素材、スーパーカーの性能、ならびにマクラーレンならではのドライビング・ダイナミクスと、ドライバーとクルマとの一体感が精緻に組み合わされており、これまでのグランドツアラーのあり方に一石を投じるものとなっています。

「新しいMcLaren GTでは、サーキット指向の性能にヨーロッパ大陸横断を可能とする能力が組み合わされており、それらが美しいボディーに内包されています。超軽量のクルマを設計し、重量面で競合ブランドに差を付けようとする、マクラーレンのDNAがそのまま体現されているのです。ロングツーリング走行に対応するために設計された、McLaren GTは、グランドツアラーに求められる快適さとスペースだけでなく、このセグメントではありえなかったレベルの俊敏性をも備えています。つまり、マクラーレンにしかできない方法で、グランドツアラーの概念を再定義したクルマなのです」
マクラーレン・オートモーティブ最高経営責任者マイク・フルーウィット(Mike Flewitt)

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すでに確立されている、スポーツシリーズ、スーパーシリーズおよびアルティメットシリーズのファミリーに加わる新たなシリーズととなる、このMcLaren GTは、新たな顧客層のための新たなマクラーレン・であり、拡大を続けるマーケット・セグメントに新たな選択肢を与えるものとなります。高速域でラゲージを搭載しながらの快適な長距離走行を実現するこれまでのグランドツアラーの精神を見直すと共に、、マクラーレンのラインアップとしてはより広いスペースを持ち、快適さと使いやすさが向上し、同クラスの他のモデルと比較するとより軽く、速く、クルマとの一体感がさらに高まるクルマを生み出し、現代のGTのオーナー体験をも再定義しました。

すべてのマクラーレン・のモデルと同様に、新しいGTは、圧倒的な強度と剛性を持ちながら、比類なきドライビング・ダイナミクスとクラス最軽量の車両重量を実現する、カーボン・ファイバー構造が核となっています。車両重量が1,530kg(DIN)であるMcLaren GTは、最も重い競合モデルよりも200kg以上軽量です。4.0リッターV8ツインターボ・エンジンの最高出力は620PSで、この超軽量の新しいMcLaren GTのパワー・ウェイト・レシオは405PS/トンという驚異的な数値となっています。

ビスポークの“モノセルII-T”モノコック(Tは「ツーリング(Touring)」の意味)にはカーボン・ファイバー製のリヤアッパー構造が組み込まれており、これによって、最小重量は増えましたが、縦開きで、全体がガラス張りのリア・テールゲートの下に420リットルの収容スペースを生み出すことができました。テールゲートにはソフトクローズ機能が標準装備されており、オプションで電動式に変えることもできます。

エンジンの高さを低くし、エグソーストの位置に工夫を加えることによって、ラゲッジスペースの容量、形状および使いやすさが最適化されています。ゴルフバッグまたは185cmのスキー板2セットとブーツ、ならびに手荷物を楽々と積載可能です。さらにフロントにも150リットルの収納スペースがあるため、新しいMcLaren GTの収容容量は合計で570リットルとなっています。

カーボン・ファイバー製コア構造が高い強度を持っているため、ガラス張りのCピラーとリアクォーター・ウインドウをデザインに組み込むことが可能となり、後方の視界が広くなったことで、十分な広さが実現されたキャビンにより多くの光が射し込むようになっています。また、ディヘドラル・ドアを上側に開くと、広い開口部と低いシルが見えます。

車内には、長距離旅行も楽しめるように広々としたスペースがありますが、他のマクラーレン・マシンと同様に、シートの位置やコントロール機器の位置、ならびに前方の視野といった、高い性能を発揮させるのに必要なすべての要素も重視されています。無駄を省いたMcLaren GT独自の電動式のヒーター付きシートは、、グランドツーリングの要件を満たした設計になっています。、長距離ドライブでも快適さが維持されるように、パッドの量と肩および背中のサポート材が十分に施され、さらに優れたサイドサポートも調整可能です。

新しいMcLaren GTには、テクノロジーとコンテンポラリーなクラフトマンシップのエッセンスが結集しています。最高品質の素材に、マクラーレン史上最も洗練されたインフォテインメント・システムや、点灯するまで見えない位置にあるアンビエント・ライティングが組み合わされています。また、標準装備のカーボン・ファイバー製ルーフの代わりにオプションとして選べるエレクトロクロミック・ガラスパネルは、ボタンをタッチするだけでガラスの透明度を変更できる仕様となっています。ステアリング・ホイールに取り付けられたギアシフト・パドルに代表される、切削仕上げのアルミニウム製スイッチおよびコントロール機器は、インフォテインメント・スクリーン、ウィンドウ・スイッチ、ギア選択コンソールおよびエアベント・ハウシング周辺部分のグロス・ブラック仕上げと好対照をなしています。カーボン・ファイバー製サブバス・ウーファーとケブラーのミッドレンジ・ドライバーを配した、12スピーカーのBowers & Wilkins製プレミアム・オーディオ・システムも用意しています。

標準装備されているナッパ・レザーのトリムは、お選びいただくスペックに応じて、上質なソフトグレイン・レザーかアルカンターラ(AlcantaraR)のいずれかにアップグレードできます。2019年末頃には、カシミアもオプションに追加される予定で、この特別高級な素材が量産車両使用されるのは、世界初です。リアのラゲッジスペースには、SuperFabricRのオプションも用意されています。この革新的なテキスタイルには、何層もの小さな保護板が多く含まれるため、染みによる汚れやカット・摩擦などによるキズがよりできにくくなっているほか、通気性に優れ、クリーニングも簡単ですばやく乾かすことができます。

新しいMcLaren GTのために開発されたインフォテインメント・システムは、マクラーレン史上最も洗練されています。、また、この最も処理速度の速い車載システムには、10クアッド・コア・チップと業界標準のHERERによるナビゲーション・マッピングとリアルタイムの交通情報も含まれます。ドライバー・インターフェースの操作はスマートフォンと似ており、中央にある7インチのタッチスクリーンを使って、衛星ナビゲーションやBluetoothでの電話通話、メディア・ストリーミング、音声操作といった車内機能の選択が可能です。また、DABのデジタル・ラジオ(北米ではSirius衛星ラジオ)が標準装備されています。ヒーターおよび換気のコントロールもタッチスクリーンを通じて可能なため、スイッチやコントロール機器の数も少なく、操作が容易です。さらに、デュアルゾーンの環境制御とエアコンディショニングも標準装備されており、システムは完全自動に加え、ドライバーとパッセンジャーのそれぞれへの個別設定も可能になっています。

重要な車両情報を提供するドライバー前方のTFTスクリーンは12.3インチを採用しました。計器類の外観は航空機で実際に使用されているものに似ています。また、ディスプレイも航空機使用機材のように、簡潔かつ明瞭で読み取りやすくなっています。走行速度、ギアの選択およびエンジンの回転数だけでなく、インストルメント・クラスターを通じて、簡易ナビゲーションや電話の着信、指定されたオーディオ・アウトプット、タイヤの温度と空気圧も表示させることができます。バックカメラを指定し、リバースのギアが選択された際には、車両後方の画像が表示され、ドライバーは視線を可能な限り高い位置に保つことができます。

グランドツアラーの名にふさわしく、当初から、洗練された快適さが新しいMcLaren GTの優先事項となっていました。サーキット専用のMcLaren 600LTの半分の剛性となっている、ユニークなエンジン・マウントにより、構造内のノイズが最小化され、カーボン・ファイバー構造から発せられる低周波音も、McLaren Sennaのように車内に増幅されて流れ込むのではなく、むしろ抑制されるため、コンフォート・モードの新しいMcLaren GTは、マクラーレン史上最も洗練度の高いマシンとなっています。

新しいタイプのマクラーレン・モデル、そしてブランド初の真の意味でのグランドツアラーを創るために、マクラーレンのデザイン・チームは、グランドツアラーのデザインの歴史を学ぶと同時に、マクラーレンのすべてのデザインに共通する哲学も踏襲しました。グランドツアラーのデザインの特徴として広く認められている、長くエレガントなシルエットは、すべてのマクラーレン・モデルに共通するエアロダイナミクスの原則に従い、新しいMcLaren GTにそのまま受け継がれています。力強さを感じるリア・フェンダーは、グランドツアラーの歴史を貫くデザイン上の特徴であると同時に、機能を重視したあらゆるマクラーレン・マシンのフォルムを象徴するものにもなっており、エアインテークがエンジンを冷却する高温ラジエーターとつながっています。

この新しいMcLaren GTは、車長がおよそ4.7mとマクラーレンのスポーツシリーズまたはスーパーシリーズのどのモデルよりも長くなっています。フロントとリアのオーバーハングは、これまでのマクラーレン・モデルより長いですが、フロントのアプローチ・アングルは10度(車両リフトシステムの作動時は13度)となっているため、路面に施されたスピード・パンブにも対応することができます。また、路面と車体との隙間が110mm(車両リフトシステムの作動時は130mm)あるため、競合ブランドの車に比較しても遜色がないだけでなく、都会でのあらゆるシチュエーションでもきわめて使いやすくなっています。また、「リフト」モードでは、主流のセダン同様の地上高なります。

「新しいMcLaren GTには、クラシックなグランドツアラーにみられる特徴的な外見とマクラーレンのデザイン哲学が組み合わされています。大胆で、エレガントなラインがノーズからテールまでシームレスに流れ、美しく仕上げられたキャビンを包み込んでいます。洗練された、立体的なボディーは、クルマの持つパワーとともに、長距離のドライブでもドライバーやパッセンジャーを快適な状態に保つ性能を有しています。ティアドロップ型のキャビンが後方に長く伸びており、リアにラゲッジ・エリアが設けられていますが、これは、すべてのマクラーレンのモデルに共通するエアロダイナミクスの原則を継承したものにもなっています。また、高温ラジエーターとつながるサイド・エアインテークを持つ、迫力満点のリア・フェンダーは、私たちが、いかにして美しさと機能性を融合させ、正統的で、見事なデザインを生み出したかを示しています。新しいMcLaren GTは、新しいタイプのマクラーレンモデルとして、また、新しい時代のグランドツアラーについての最新の解釈として、明らかに傑出した存在となっています」
マクラーレン・オートモーティブ社 デザイン・ディレクター、ロブ・メルヴィル(Rob Melville)

新しいMcLaren GTの奥行きと魅力を際立たせているのは、ノーズを水平にスライスして、車両の側面も見てみたいと思わせる、特徴的な、フロントの「ハンマーヘッド・ライン」です。リアには、ボディーと一体化した固定式のリア・ウィング、大きなディフューザー、存在感のあるエグゾースト・テールパイプがあり、このクルマが、スーパーカーの性能を備えたグランドツアラーであることを実感させます。

そのような性能の源となるのは、620PSの最高出力を発生する新しいマクラーレン4.0リッターV8ツインターボ・エンジンで、このエンジンはM840TEと呼ばれています。マクラーレンのV8エンジンのファミリーをさらに拡大するこのエンジンは、新しいMcLaren GTのために製造されたもので、圧倒的なパワーとトルクを発生し、真のグランドツアラーらしい、優れた品質のエグゾースト・サウンドを奏でます。630Nmのトルクが5,500rpmから6,500rpmにかけて生み出され、3,000rpmから7,250rpmまでで、そのトルクの95%を得ることができます。この新しいエンジンと7速SSGトランスミッションの組み合わせが直線的で、シームレスかつ圧倒的な加速を生み出します。

性能数値*でおわかりいただけるように、ローンチ・コントロール機能が停止状態からの加速を最適化しており、0-100km/h加速は3.2秒(0-62mph加速なら3.1秒)、0-200km/h(0-124mph)加速は9.0秒となっています。McLaren GTの最高速度は、326km/h(203mph)です。

新しいMcLaren GTのもう1つの特徴的な要素で、セグメントのニューリーダーとしての地位を決定的なものにしているのは、ダイナミックな特性です。サスペンション、ステアリングおよびブレーキは、このクルマのためのビスポークで、グランドツアラーの優れたドライビング・エクスペリエンスを生み出すために調整および最適化されており、それによって、他のあらゆるマクラーレン・カーを上回る、独特のバランス、反応の鋭さ、快適さが生み出されています。

また、サスペンションは軽量のアルミニウム製ダブル・ウィッシュボーンのデザインで、新しいMcLaren GTでは、油圧式のダンパーとの組み合わせでプロアクティブ・ダンピング・コントロールが可能となっています。サスペンションの制御には、720S用に開発された、画期的な最適制御理論ソフトウェア・アルゴリズムが最も洗練された方法で受け継がれており、このアルゴリズムがセンサーからのインプットを通じて路面を「読み」、次に起こりそうなことを解釈し、わずか2ミリ秒で予測して適切な対応を行います。基本的には、ボディーの動きは、乗員の快適さを優先したものとなっており、接地荷重と路面との接地面は、グリップ・レベルが向上するように、つねに最適な状態に変更されます。3つのアクティブ・ダイナミクス・ハンドリング・モード、「コンフォート」「スポーツ」「トラック」は、好みが反映される、独特のパラメーター・セットで構成されており、たとえば、コンフォート・モードでは、とりわけ追従型のセッティングとなります。

新しいMcLaren GTでは、油圧式ステアリングによって運転の正確さと楽しさがさらに向上しています。フィールとレスポンスが最適化されたこのステアリングには「map」と呼ばれるソフトウェアが使用されており、コンフォート、スポーツおよびトラックのいずれのモードにも共通で使用されています。さらにMcLaren GTは、公道でのドライビングや駐車をより容易にするよう低速走行時でもドライバーをサポートする機能が強化されています。その結果、高速走行時でのパフォーマンスが損なわれることはありません。

McLaren GTのステアリング・レスポンスは、グランドツーリングの多様な運転スタイルのいずれにおいても期待を裏切らない仕上がりですが、タイヤとブレーキも同様です。マクラーレンとタイヤにおけるパートナーであるピレリ(Pirelli)は、高性能ドライビング、および快適さと洗練さという要望に応える新しいMcLaren GT用のP ZERO”!タイヤを開発しました。P ZERO”!タイヤの21インチのアロイ・リア・ホイールはマクラーレンのクルマにこれまで取り付けられたホイールのなかで最も大きく、20インチのフロント・ホイールと組み合わせられます。これらホイールには、7本または15本スポークのデザインが用意されています。
高性能なブレーキング・システムは、高速走行時の正確なペダルのフィールやハードな減速、低速走行時やペダル操作を少なくすることが望ましい交通渋滞時での使いやすさと快適さなど、多様な要件すべてに対応するように設計されています。

「新しいMcLaren GTは、マクラーレンに求められるダイナミクス性能とドライビングの爽快さを有しているだけでなく、類を見ないほど洗練されたクルマとなっています。私たちは次世代の画期的な最適制御理論によって、過去のすべてのマクラーレンのモデルを上回る快適な乗り心地を提供するプロアクティブ・ダンピング・コントロール・サスペンションに自信を持っております。新たなMcLaren GTがもたらす多様な性能、特に日常での使いやすさは驚くべきものです」
マクラーレン・オートモーティブ、McLaren GTビークルライン担当ディレクター、ダレン・ゴダード(Darren Goddard)

McLaren GTは、全世界のマクラーレン正規販売店を通じて現在注文を受け付けており、顧客への納車は2019年末からの予定です。

さまざまな仕様、多様なカラーとインテリアのトリムの選択肢、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズが開発したコンポーネントなどのオプション装備を含む、新しいMcLaren GTについての詳しい情報は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。

cars.mclaren.com/new-mclaren-gt

【お問い合わせ先】

マクラーレン大阪 06-6121-8821
マクラーレン名古屋 052-528-5855

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