アストンマーティン、DBS GT Zagatoのさらなる詳細を発表

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アストンマーティンは、DBS GT Zagatoモデルの最終的な生産仕様のエクステリアを垣間見ることのできるイメージスケッチを公開しました。DBS GT ZagatoとDB4 GT Zagato Continuationの2台から構成されるDBZ Centenary Collection(DBZセンテナリー・コレクション)は、わずか19台のみが製造され、販売価格は600万ポンドです。今回発表された最新版のイメージスケッチは、このモデルの主要なデザイン・エレメントの一部を示すものです。

アストンマーティン史上もっともパワフルな量産車であり、高い評価を受けているDBS Superleggeraをベースに製作されるDBS GT Zagatoは、アストンマーティン・ザガートのデザイン言語を新たなレベルへと昇華させています。1960年代に製造されたアイコン・モデル、DB4 GT Zagatoの官能的なフォルムにインスピレーションを得たそのデザインは、アストンマーティンとザガートのデザイナーが協力して集中的な作業を続けた結果、その美しいスタイルを見事に現代へと蘇らせています。

DBS GT Zagatoは、絶対的なラグジュアリー、エクスクルーシブなキャラクター、そして純粋なスタイルによって、あらゆるシーンで圧倒的な存在感を示します。フロントを見ると、新たにデザインされた“ダイナミック”グリルが大きな特徴となっています。駐車時、このグリルには108個のダイヤモンド形状のカーボンファイバー製ピースがフラットな面を構成し、フロントエンドに美しいシルエットを生み出します。しかし、DBS GT Zagatoを始動すると、それぞれのピースが開き、このクルマに搭載されているツインターボV12エンジンにエアを供給します。

アストンマーティン・チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、次のようにコメントしています。「このクルマは、美しさにだけではなく、ドラマチックな特性にも焦点を当てて開発しました。新しいダイナミックグリルは、2つのまったく異なるアイデンティティをこのクルマに与えています。停車時にこのクルマをフロントから眺めると、休んでいるようにも見えますが、リアから眺めると力強く、今にも動き出しそうな印象を与えます。一旦エンジンを始動すれば、そのパフォーマンスを解き放つ準備を始めて、その官能的なサウンドとスタイルで見る者を魅了します。」

このクルマは、フロントエンドに非常に凝ったデザインを採用する一方で、リヤエンドには、車両の後方までをカバーするカーボンファイバー製のルーフが装着されます。アストンマーティンのデザイン・スタジオは、このルーフに対応するため、カメラによる車両後方の映像が映し出されるルームミラーを採用しました。一般的にリヤウィンドウが配置される場所は、シングルピースの大型カーボンファイバー・ルーフで覆われています。本日公開したイメージスケッチは、その最終的なデザインを示すものです。このルーフラインは、シンプルで純粋な美しさを表現していますが、それによってドライバーが妥協を強いられることは一切ありません。

ライヒマンは、また、次のように付け加えています。「形態と機能は常に相反する要素といえますが、このクルマのルーフは、最新のテクノロジーを活用して、どちらの要素も妥協することなく両立できるという好例となっています。私たちのチームにとって、オリジナルのDB4 GT Zagatoと同じくらい美しいクルマを開発することが重要でした。私たちは、このモデルでそれを達成することができたと確信しています。このクルマが生産されるのが、今から楽しみです。」

DBS GT Zagatoは、2020年に生産が開始され、今年からアストンマーティンワークスで製作される19台のDB4 GT Zagatoと共に、お客様に納車されます。

※価格、デリバリー時期等の情報は本国の発表内容のため、日本とは異なる場合がございます。

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