2019.10.03
アストンマーティン、クラス優勝を目指してWEC富士6時間耐久レースに参戦
アストンマーティン・レーシングは、10/6(日)に開催される2019/2020 FIA世界耐久選手権 第2戦の富士6時間耐久レースに参戦し、GTE ProクラスとAmクラスの両方で勝利を目指して戦います。
開幕戦のシルバーストーン4時間レースでは、アストンマーティンVantage GTEが各カテゴリーで表彰台を獲得し、その速さを証明しました。チームは、その勢いをそのまま維持し、富士6時間耐久レースに臨みます。昨年の10月に開催された富士6時間耐久レースでは、Vantage GTEが、ニューモデルとしては初のポールポジションを獲得しました。
今年のレースでは、97号車のアレックス・リン(英)/マキシム・マルタン(ベルギー)組は、先月のシルバースターンで獲得した3位表彰台を足掛かりにして、さらなるステップアップを目指しています。
「私たちが参戦するクラスには、数多くの強力なライバルがいます。そのため、今週末のレースでは、優勝するために必要な戦略をすでに考えています」と、リンはコメントしています。「先月のシルバーストーンで、私たちのマシンは高い戦闘力を示しました。状況が異なっていたら、優勝の可能性もあったと思います。昨年の富士では、このマシンがポールポジションを獲得していますので、マシンのパフォーマンスが高いことは分かっています。富士の天候は変わりやすいことが特徴ですが、私たちは昔から、そのような変化に対応することを得意としてきました。年間チャンピオンのことを考えると、シーズンの早い段階で、なるべく多くのポイントを稼ぐことが重要です。」
ニッキー・ティームとマルコ・ソーレンセンのデンマーク組がステアリングを握る95号車のアストンマーティン・レーシングVantage GTEは、昨年の富士でポールポジションを獲得しています。彼らは今シーズン、リタイアすることなく、コンスタントにポイントを稼ぐことが重要だと考えています。
「昨年の富士では、ポールポジションを獲得して、この新しいマシンのポテンシャルを証明しました」と、チームはコメントしています。「決勝レースでも素晴らしいペースで走行していましたが、天候が変化するタイミングと戦略が合わずに、ポジションを落としてしまいました。しかし、それもレースなので仕方ありません。開幕戦のシルバーストーンでは、高い戦闘力を発揮して、素晴らしいペースで走ることができましたので、今年は、昨年よりも大いに期待できると思います。富士スピードウェイは、私たちのマシンの特性に合っており、昨年は雨の中でも素晴らしいハンドリングを示すことを証明しました。今年も同様の挙動を示すとしたら、私たちにとって多少の雨は味方になるはずです。」
アストンマーティン・レーシング・チーム代表のポール・ハワースは、次のように付け加えています。「2019/20シーズンの開幕戦が行われたシルバーストーンでは、3台すべてのマシンがポイントを獲得し、まずまずのスタートを切りました。しかし、やるべき仕事はまだ沢山残っています。週末を通して最高のパフォーマンスを引き出せるように、完璧な仕事をこなすことが重要です。あらゆる面でこれが達成できれば、間違いなくライバルと互角に戦うことができるでしょう。」
開幕戦のシルバーストーン4時間レースでは、アストンマーティンVantage GTEが、GTE Amクラスにデビューを飾り、2位表彰台を獲得しました。ドライバーは、2017年のAmクラス・チャンピオンのポール・ダラ・ラナ(カナダ)、ル・マン24時間レースで3度の優勝に輝いているダレン・ターナー(英)、そしてジュニア・ワークスドライバーのロス・ガン(英)です。さらに、サリフ・ヨロック(トルコ)、チャーリー・イーストウッド(英)、アストンマーティン・レーシング・ファクトリー・ドライバーのジョニー・アダム(英)がステアリングを握るTFスポーツは、Amクラスでポールポジションを獲得しました。両チームは、Amクラスで優勝するという固い決意とともに、日本に向かいます。
富士6時間耐久レースは、10月6日(日)の11:00にスタートします。