2011.03.14

アストンマーティンレーシングが新型 AMR-One レーシングカーを発表

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まったく新しく開発されたアストンマーティンの新型LMP1レーシングカーAMR-One
インタークーラーおよびターボチャージャー付き特別仕様6気筒直噴ガソリンエンジン
カーボンファイバーモノコックオープントップシャーシー

 

ドライバー:007号車 ダレン・ターナー(英国)、ステファン・ミューク(ドイツ)、TBC009号車 エイドリアン・フェルナンデス(メキシコ)、アンディ・メイリック(英国)、ハロルド・プリマ(チェコ)インターコンチネンタル・ル・マン・カップのフル シーズンを1台の車で走破します。

アストンマーティンAMR-Oneはオープンボディの新しいLMP1レーシングカーで、アストンマーティンレーシングによって設計および製造される 新しいカーボンファイバーシャーシーおよび2.0リッターのターボチャージャー付き6気筒直噴ガソリンエンジンが搭載されています。

 

アストンマーティンレーシングはル・マン運営団体ACOによる2011年の新しいレギュレーションに基づき今年はオープンボディで戦います。新しい 2011年のレギュレーションに従いAMR-Oneには、チャンピオンシップの燃費規制を踏まえた新しいブレードフィンと大幅にダウンされたエンジンが装 備されています。6速トランスバースセミオートマチック ニューマチックシフトエクストラックレーシングトランスミッションを介してパワーが後輪に伝達されます。

ワークスチーム用に合計6台のAMR-Oneが製造され、そのうち1台が有名なル・マン24時間を含むインターコンチネンタル・ル・マン・カップ (ILMC)で走り、後の2台はスポットで参戦する予定です。AMR-One、アストンマーティンの究極のデザインとエンジニアリングを誇るロードカー One-77にリンクしており、どちらもカーボンファイバーモノコックを備え、同じフィロソフィーを共有しています、アストンマーティンデザインチームは アストンマーティンレーシングのエンジニアとの共同作業を通して、美しい外観とエアロダイナミクスの最適なバランスを見つけ出しました。

アストンマーティンのウルリッヒ・ベッツ会長兼最高経営者(CEO)は次のように話しています。「アストンマーティンの伝統は耐久スポーツカーレースに深 く根ざしています。したがって2011年には、最新のデザインとエンジニアリング能力を駆使し、小規模チームの敏捷性と競争力を証明しながら次のステップ を歩むことになります。」

2011年のドライバーはダレン・ターナー(英国)、ステファン・ミューク(ドイツ)、もう一人は未定で、彼らは007号車を運転します。エイドリアン・フェルナンデス(メキシコ)、アンディ・メイリック(英国)、ハロルド・プリマ(チェコ)は009号車を運転します。

アストンマーティンレーシングのデビッド・リチャーズ社長は次のように話しています。「ジョージとチームは冬の間多忙を極め、驚くほど美しく、しかも ACOの新しいレギュレーションに完全に適合したレーシングカーを作るため昼夜働きました。AMR-Oneはロードカーのように優美なデサインでシンプル な中に戦闘力と信頼性を備えた耐久レーシングカーの理想が実現されています。」

チーム代表のジョージ・ハワード・チャペルは「われわれは6気筒のターボチャージャー付きエンジンで走ることを選びました。これがガソリンエンジンのレ ギュレーション内で最良のポテンシャルを発揮できると信じたからです。ル・マンにおけるガソリンとディーゼルの性能の均衡化を図るというACOレギュレー ションの中で、私たちにはLMP1クラスで緊迫したレースを展開したいという強い願望があります。」と話しています。

初期テストを兼ねて1台のAMR-One2011年3月16日から19日の第59回Mobil 1セブリング12時間でレースデビューさせたいと考えています。アストンマーティンレーシングは、米国(セブリングとプチ・ル・マン)、ベルギー(ス パ)、フランス(ル・マン)、イタリア(イモラ)、英国(シルバーストーン)、中国(TBC)のインターコンチネンタル・ル・マン・カップ7戦の全てに参 加します。3月初旬にAMR-Oneの最初のテストが行われる予定です。

【アストンマーティンAMR-One LMP1カーの技術仕様】
シャーシー:アストンマーティンカーボンファイバーモノコック「オープンボディ」、剛性を高めるスチールフレーム、耐久力に優れたエンジン
構成:ミッドシップエンジン、後輪駆動
エンジン:直列6気筒ターボチャージャーおよびインタークーラー付き4バルブDOHC直噴ガソリンエンジン。最高出力は約540bpm,6速エクストラック
トランスミッション:特注6速トランスパースセミオートマチックニューマチックシフト、エクストラックレーシングトランスミッション
サスペンション:オールラウンドダブルフィッシュボーン、サードスプリング/ダンパー付きプッシュロッド式Koniダンパー(前後)。フロントスタビライザー
ステアリング:ラック&ピニオン式電動パワーステアリング
エアロダイナミクス:LMP1の現行のレギュレーションにあわせてTotalSimの協力でCFDにより開発、最新のレギュレーションに対応するフィンを含む
電子制御:エンジンECU、データシステム、テレメトリーを含むCosworth フル電子制御システム。軍事規格ワイヤーハーネスおよびコネクター
ホイールトタイヤ:ミシュランタイヤ、36/71×18(フロント)および37/71×18(リア)、TWS鋳造マグネシウムホイール
ブレーキ:Brembo6ポットヤリパー(前後)、カーボンパッドおよびカーボンディスク(前380mm径、後355mm径)
寸法:全長4640mm 全幅 1990mm ホイールベース 2930mm 空車重量 900kg

 

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