LAND ROVERSPORTS

2016.09.15

ランドローバーBAR アメリカズカップ・ワールドシリーズ総合ランキング第1位を堅持

160915landroverBAR

ベン・エインズリー卿が率いるランドローバーBARは、アメリカズカップ・ワールドシリーズ第8戦トゥーロン大会を3位で終え、総合ランキング1位を堅持しました。これにより、ランドローバーBARは、英国チームがアメリカズカップで初優勝し、母国にトロフィーをもたらすという目標にさらに近づきました。

総合ランキング2位のオラクルチームUSAとわずか1ポイント差の1位で迎えた第8戦のトゥーロン大会は、首位というプレッシャーがかかるなか、手に汗握る攻防戦となりました。

大会期間中、英国チームには、世界的にラグビー界においてアイコン的存在であるダニエル・カーター選手とブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズのスーパースター、リー・ハーフペニー選手が「Sixth Man(6番目のクルー)」としてレースに参戦しました。なかでも、カーター選手は最終日である「スーパーサンデー」に、英国チームの一員として乗船しました。その結果、3位でレースを終え、オラクルチームUSAに14ポイントの差をつけて、総合ランキング第1位を維持しました。

なお、今大会から、リオデジャネイロオリンピックでのセーリング競技で金メダルを獲得したジャイルズ・スコットが、チームのストラテジストとして復帰しています。

2016年内の最終戦は日本で行われる福岡大会となっており、ランドローバーBARは来夏のバミューダでの本戦に向け、有利なポジションにいます。

ランドローバーBARのプリンシパル兼スキッパーのベン・エインズリー卿は、次のように述べています。「今回のレースを振り返ると、信頼という言葉で表現できます。信頼することで、土曜日のレースで大幅な改善ができ、続く日曜の『スーパーサンデー』ではダブルポイント獲得につなげることができました。まさに信頼があったからこそできたことで、必要不可欠なものでした。今大会で2位とのポイント差を広げた状態で、11月に日本で行われる年内最終戦に挑むことができるのは、チームにとって非常に大きな意味を持ちます。

トゥーロン大会では、戦略・戦術のどちらの面においても傑出した点があまりありませんでしたが、チームに復帰したストラテジスト、ジャイルズ・スコットの多くの決断が我々を救ってくれました。日本での年内最終戦を前にして、2位のオラクルチームUSAを14ポイントリードしていますが、依然、オラクルチームUSA、エミレーツ・チーム・ニュージーランドが我々のライバルであり、予断は許さない状況です。力の限りを尽くして戦うことで、リードを維持、広げることで、優勝トロフィーが見えてきます。

また、現在ランドローバーBAR本拠地ポーツマスでの戦いも忘れることはできません。デザイナーとボート・ビルダーたちは、本戦に向けて、チームのために本当にベストを尽くしています。現在、本戦で戦うためのボートの開発は重要なテスト段階にあり、私たちにとって最優先事項となっています。そして、福岡大会が近づくにつれて、再びレースに集中し、意識を高めていかねばならないのです。」

ランドローバーのアンバサダーであるダニエル・カーター選手は、次のように述べています。「ランドローバーBARチームとのセーリングは私にとって貴重な経験となりました。彼らは風が弱く盛り上がりに欠けたレースとなってしまったことを詫びていましたが、私自身とても楽しむことができました。ニュージーランド艇との接触でペナルティーを受けるという厳しい展開でスタートしましたが、最終的になんとか3位に食い込みました。彼らの動きを間近で見ることや、タクティシャンとのコンタクトは大変興味深かったです。ランドローバーBARのチームと一緒に過ごした時間は、とてもエキサイティングでアドレナリンが止まりませんでした。」

ルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ 第8戦目 結果:
1位 アルテミス・レーシング:76
2位 ソフトバンク・チーム・ジャパン:71
3位 ランドローバーBAR:70
4位 グルーパーマ・チーム・フランス:68
5位 エミレーツ・チーム・ニュージーランド:63
6位 オラクルチームUSA:57

ルイヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ 総合結果(第8戦終了時):
1位 ランドローバーBAR:437
2位 オラクルチームUSA:423
3位 エミレーツ・チーム・ニュージーランド:420
4位 ソフトバンク・チーム・ジャパン:399
5位 アルテミス・レーシング:391
6位 グルーパーマ・チーム・フランス:360

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