2012.09.13
CENEX 2012にて、先進的なプラグインハイブリッド試作車「 XJ_e」を公開
2012 CENEX Low Carbon Vehicle Eventにおいて超低CO2技術のプラグインハイブリッド試作車「XJ_e」を公開しました。
革新的なXJ_eプロジェクトは、クラス最高レベルの低CO2プレミアム製品を開発するというJLRの戦略の一環をなしており、Range_eプロジェクトを含む、成功を収めた他のハイブリッド研究試演プロジェクトに続くものです。
この先進的な試作車は、サプライチェーンにおける極低CO2車両に必要な専門技術の開発支援を目的とし、英国政府技術戦略委員会のREEVolutionプロジェクトによる資金援助を受けながら、英国を代表するテクノロジー企業と共同で開発されました。
JLRエンジニアリング・ディレクターのボブ・ジョイスは次のように述べています。「JLRは、英国自動車産業の原動力の中心として、車両開発のあらゆる分野に技術革新をもたらしています。」
「私たちは、自動車のグリーンテクノロジーに対し英国内では最大の投資企業です。技術戦略委員会を通じて学術機関、サプライヤー、および他の自動車メーカーと協力しXJ_eなどの試作車両を作り上げるなど、プレミアム・ラグジュアリーカーの電動化を推進する研究を更なる次元へと昇華させるべく尽力しています。」
XJ_eは、先進的なパラレル・プラグインハイブリッド設計が、いかにして、パフォーマンスを犠牲にすることなく、CO2 排出量を70パーセント以上も削減できるのかを実証しています。
XJ_eは、0-100km/h加速が6.5秒以下、最高速度は250km/h(リミッター作動)という性能を誇るとともに、75g/kmを下回るCO2 排出量を実現し、かつ電気モーターによるゼロエミッション走行距離は40kmです。
XJ_eは、ジャガーXJから受け継いだクラス最先端の軽量アルミニウム車体構造と、先進的なプラグインハイブリッドカー(PHEV)のシステムを組み合わせ、レンジローバー・イヴォークと同じ高効率2.0リッター・ターボチャージド直噴ガソリンエンジンと、ハイブリッド用に最適化された8速オートマチック・トランスミッションを搭載しています。
ハイブリッドシステムには、出力69kWのモーター/ジェネレーターと容量12.3kWhのリチウムイオンバッテリーパックが使用されています。このバッテリーは、240Vの家庭用コンセントから4時間程度でフル充電を完了できます。
パラレル・ハイブリッド設計により、XJ_eは、ガソリンエンジン、電気モーター、またはそれら両方の組み合わせで走行可能です。この切り替えは、優れたエネルギーマネジメントシステムによって最適に制御され、最も効率的なモードが自動的に選択されます。
334PSの最高出力を誇るXJ_eは、依然として傑出したパフォーマンスを発揮しながらも、3.2l/100kmという優れた燃費により、燃料満タン時の航続可能距離は1,092 kmに達します。