JAGUAR

2019.12.25

JAGUAR 6 SENSES Car Graphic Special Report

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JAGUAR 6 SENSES
CAR GRAPHIC SPECIAL REPORT

自動車専門誌の草分け的存在であり、自動車ジャーナリズムの礎を築いたのが、創刊57年を数える『CAR GRAPHIC』誌。同誌と協力しながら、ジャガーの魅力をお届けする。
今回からは「シックス・センス」というタイトルで、ジャガーが人々を魅了してきた理由を探る。全6回のうち、最初にお伝えするは「デザインのセンス」。ジャガーのデザインの個性や特徴はどこにあるのだろうか。

 

野生動物のような躍動感と美しさ

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ジャガーの創始者ウィリアム・ライオンズは、「自動車は、われわれが創造しうるもののなかで最も生き物に近い」という言葉を残している。確かにジャガーの各モデルは、例外なく野生動物のような躍動感と美しさを備えている。1935年に発表された第1号車、SSジャガー2 1/2から現行モデルに至るまで、「美しくて、速いクルマ」というコンセプトは常に一貫しているのだ。
そしてジャガーの美しいサルーンのなかでも特に記憶に残るのは、ジャガー・マーク2と初代ジャガーXJではないだろうか。
マーク2は、1955年に登場した同社初のコンパクトサルーン、ジャガー2.4の改良版。1959年にマーク2が登場すると、オリジナルのジャガー2.4(および3.4)はマーク1と呼ばれるようになる。
マーク2は4輪にディスクブレーキを採用するなどメカニズムも先進的で、モータースポーツでも活躍するようになる。
1968年にデビューした初代ジャガーXJの開発コンセプトは、「Eタイプのように走るサルーン」だったという。同時にジャガーXJは、4つのモデルが存在した当時のサルーンのラインナップをひとつのモデルに束ねるという役割も担っていた。
したがって、XJのデビュー後は、ジャガーにはスポーツカーのパフォーマンスを狙ったサルーンしか存在しなかったことになる。ジャガーというブランドの特徴を物語るエピソードだ。

 

長いボンネットはパワーの証

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マーク2にしろXJにしろ、冷たい機械ではなく生き物の体温を感じさせるデザインであり、同時にスポーティに走ることを形でも表現している。スポーティさを感じさせる理由のひとつは、ボンネットが長い、ロングノーズのフォルムだ。長いボンネットは、その下に強力なエンジンを秘めていることを暗に伝えるからだ。
ひとつ、興味深い説がある。長いボンネットにパワーを感じるのは、馬車の記憶が残っているからだというのだ。馬車の場合は、4頭仕立て、8頭仕立てと馬の数が多いほど高級だとされた。つまり御者より前の部分が長いことがステイタスであり、この感覚がクルマにも引き継がれているというのだ。
この説が本当に正しいかどうかは別にして、長いボンネットのスポーツサルーンを駆るドライバーと、たくさんの馬が引く馬車を操る御者を重ねるというのは、少しロマンティックである。
XEやXFなど、現在のジャガーのサルーンもまた、マーク2やXJのように自分の手で洗いたくなるようなデザインだ。「ロングノーズ」と呼ぶほどボンネットは長くないけれど、それでもパワフルなエンジンを積んでいることを感じさせる。同時にロー&ワイドな佇まいなど、スポーティに走ることをデザインでも表現する伝統は引き継いでいる。
躍動感あふれるフォルムと、高度なパフォーマンスが織りなすジャガーの世界。全国の正規ディーラーで、ぜひ体感していただきたい。
ジャガー製サルーンの美しさを、実際にご覧になってお確かめください。

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