ジャガー・ランドローバー、スロバキア共和国政府と製造工場を新設することで合意し、正式決定

 

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ジャガー・ランドローバーは、英国の自動車メーカーとして初めて、スロバキア共和国に製造工場を建設することを発表しました。本発表は、西スロバキアのニトラ市での製造工場新設に向け、ジャガー・ランドローバー最高経営責任者(CEO)のラルフ・スペッツ博士とスロバキア共和国のロベルト・フィツォ首相の間で合意し正式決定したことを受けてのものです。

新設する世界規模の製造工場には約10億ポンド(約1,830億円)の投資をし、約2,800人の雇用を想定しています。

ジャガー・ランドローバーは、これまでに、英国のエンジン・マニュファクチャリング・センター(EMC:Engine Manufacturing Centre)への投資を約10億ポンド(約1,830億円)まで倍増することを決定しており、英国の新設製造工場に対する投資としては過去数十年間において最大規模で、数百人もの新規雇用を創出します。

ジャガー・ランドローバー最高経営責任者(CEO)のラルフ・スペッツ博士は次のように述べています。
「本日は、スロバキア共和国をジャガー・ランドローバー・ファミリーに迎えることができ、大変嬉しく思っています。新設する工場は、すでに稼働している英国、中国、インド、建設中のブラジルの工場を補完し、真のグローバル・ビジネスを目指す当社の戦略がさらに前進することを意味しています。 スロバキア共和国の自動車産業は品質が高く定評があり、産業全体の43%を占めています。近隣には300以上のサプライヤーが存在し、非常に優れた物流インフラが整備されています。これこそが、当社にとって理想的な立地だと決断した理由です。

ジャガー・ランドローバーにとって英国は、常にビジネスの中核となる国であり、これからもデザイン、テクノロジー、エンジニアリングの中心であり続けます。ジャガー・ランドローバーのクリエイティビティやイノベーションこそが、自動車業界をリードするブランドとしての地位を確固たるものにし、お客様に優れた製品を提供していくことができるのです。」

さらなる軽量化を実現する車両を提供するというジャガー・ランドローバーのコミットメントの一環として、新工場では、アルミニウム製ジャガー・ランドローバー車両の新型シリーズを製造予定です。第1号車のラインオフは2018年後半を予定しています。なお、新工場の初年度の生産能力は15万台を見込んでおり、工場建設は2016年に開始します。

ロベルト・フィツォ首相は次のように述べています。
「スロバキア共和国が、ジャガー・ランドローバーの世界有数の製造工場を新設する場所として選ばれとても光栄に思います。今回の決定は、安定的で強固なビジネス環境を備えたスロバキア共和国が魅力的な投資対象であることを示しています。スロバキアのクラフトマンシップと英国のエンジニアリングの組み合わせは、期待に応えることができるでしょう。」

ジャガー・ランドローバーは、ここ数年、グローバル規模で製造工場の拡張し、その存在感を高めています。中国では新しいジョイントベンチャーを立ち上げ、また、2014年末にはブラジルで工場建設に着手しました。世界中に工場を新設することで、ジャガー・ランドローバーは、今まで以上に魅力ある新型モデルをお客様に提供し、通貨変動のリスクを軽減し、グローバルな競争力を持ったビジネス展開ができるようになります。

ジャガー・ランドローバーは、英国のキャッスル・ブロムウィッチ、ヘイルウッド、およびソリハルにある自動車製造工場に多大な投資を行い、ジャガー「XE」、「XF」、「F-PACE」、ランドローバー「レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル」、「ディスカバリー・スポーツ」などの新型モデルを市場投入しています。また、ホイットリーにあるアドバンスト・エンジニアリング&デザイン・センターの拡張を予定しているほか、ウォーリック大学内のナショナル・オートモーティブ・イノベーション・センターへの投資も計画しています。ジャガー・ランドローバーの持続的な投資が、英国の産業戦略の拡大に貢献しています。

過去5年間にわたり、ジャガー・ランドローバーは新たに2万人の従業員数を雇用し3万7,000人へとほぼ倍増させ、新型モデルの開発や設備投資に110億ポンド(約2兆130億円)以上を支出してきました。

ジャガー・ランドローバーは、欧州、米国、メキシコを含む多くの候補地を綿密に分析した結果、新しい製造拠点として、スロバキア共和国を選択しました。

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