2013.09.30
ジャガー・ランドローバー、英国での研究開発計画を発表
ジャガー・ランドローバー(以下、JLR)は、英国における今後の先進的研究開発計画の詳細を発表しました。JLRは、最先端技術・イノベーション・教育に焦点を当てた新しい拠点として、ナショナル・オートモーティブ・イノベーション・キャンパス(NAIC)をウォーリック大学内に設立します。
NAICは大規模な共同研究向けの環境創出を目的としており、英国を代表する大学の研究者達と、JLRおよびJLRのサプライチェーンの研究者やエンジニアが、最新鋭の多目的研究施設、1か所に集います。
5千万ポンドが投じられる本プロジェクトにおいて、JLRは、タタ・モーターズ・ユーロピアン・テクニカル・センター(TMETC)、ウォーリック・マニュファクチュアリング・グループ(WMG)、英国政府のハイヤー・エデュケーション・ファンディング・カウンシル・イングランド(HEFCE)とともに主導的な役割を担います。
総工費約1億ポンドのNAICは、2014年9月、ウォーリック大学敷地内で着工します。大学や企業の研究者、技術者、エンジニア、総勢約1,000名が協同で研究に取り組むことを可能にする新施設は、エンジニアリング・ワークショップや実験室、先進パワートレーン施設を備え、さらに最新の先端設計技術、可視化技術、迅速な試作品製作技術が利用可能になる予定です。
この新施設は、JLRのリサーチ&テクノロジー・ディレクター、ウォルフガング・エップル博士のコーディネーションのもと、ゲイドンとホイットリーにあるJLRのプロダクト・クリエーション・センターを補完します。この取締役レベルの新たな立場から、エップル博士はJLRのイノベーションと先端研究プロジェクトをリードしてゆきます。なお、同博士はWMGの名誉フェローでもあります。
JLRはNAICがオープンする2016年までに、先端研究チームを現在の二倍以上の規模である500名体制にする予定です。